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気象予報士(天気予報士)資格は気象予報業以外の業界で役立つのか?


天気予報士は気象予報士が正式名です。
気象予報士(天気予報士)資格は、気象業務支援センターが実施する
知識及び技能についての試験に合格した者に与えられる国家資格で、
気象予報士(天気予報士)資格は、
1993年の気象業務法改正によって創設された資格です。
それまではテレビニュースなど一般向けの天気予報・気象情報は、
気象庁しか報道することができませんでした。
しかし、局地的な雨の予報など
天気予報のニーズが多様化したことにより、
民間企業にも独自の天気予報を開放することになったため、
気象予報士(天気予報士)資格が新たに創設されたのです。
気象予報士(天気予報士)資格が新設された当初は、
テレビの気象解説者が試験を受けて話題になったものです。
しかし、現象の予想を伴わない単なる天気解説
(気象庁や気象予報会社の発表した予報を解説するだけ)の場合は、
実は気象予報士(天気予報士)の資格は必要ありません。
それでも、最近では気象予報士(天気予報士)の資格を持っている
アナウンサーの方も多くみられるようになっていますよね。
このあたりは、担当アナとしての箔付けという意味もあるでしょうし、
番組宣伝というパブリシティー効果を狙ってのものでしょう。
それでは、気象予報士(天気予報士)資格を取得した場合、
実際にどのような仕事に役に立つのかについて見てみましょう。
2007年3月末現在、気象予報士名簿に登録された気象予報士の数は、
6,170名となっています。
そのうち、気象予報業務許可事業者に就職している方は
わずか700名程度と約10%の割合にすぎません。
その中で現象の予想を担当しているのは更に少なく、
400〜450名程度とみられています。
それ以外の気象予報士のうち、1500〜1800名程度の気象予報士が、
気象予報業務許可事業以外の業界で資格を生かして仕事をしています。
具体的には、気象予報士の資格を生かし、
経営判断のための気象情報の分析、
報道・教育等用の気象コンテンツの作成等に携わっているもの
とみられており、気象予報士(天気予報士)資格は、
むしろその制度目的の想定外で活用される資格となっているのが
現状のようです。
最近は地球温暖化の影響もあるのでしょうが、天候不順で
気象庁発表の天気予報があてにならないことが多いですよね?
業界によっては、天気の見極めが商売上の死活問題になることから、
気象庁発表の天気予報に頼らず、有料の天気予報サービスを利用する
ということがもはや常識となっているようです。
そして、有料の天気予報サービスは、
時間と場所もピンポイントで予報でき、
しかも天気予報の的中率は気象庁の天気予報とは比較にならないほど
的中率が高いそうです。
では何故、気象庁発表の天気予報が当たらないのか
というその理由ですが、
最新鋭の機器に、それを使いこなせる人材育成が追いつかないこと
だという噂を聞いたことがあります。
真偽のほどはともかく、天気予報が当たろうが外れようが、
気象庁は責任追及される訳でもなければ潰れることもないのですから、
まさにお役所仕事の典型とでも云える現象が生じているということです。
天気の見極めが大切な業界では、
当たらない気象庁の天気予報には頼れないということで、
有料の天気予報サービスを利用したり、
気象予報士を自社採用して、
気象情報の分析に余念がないというわけです。
気象予報士(天気予報士)資格試験の合格率は、
お天気キャスターなどの多くのプロが受験した第1回目
(1994年8月21日)こそ18%と高い合格率でしたが、
ここ数年は5%前後と狭き門です。
気象予報士(天気予報士)資格は、
ここ数年来の自然災害の増加で防災の必要性が高まっていることもあり、
天気予報の技術力を担保するために、高い知識が求められるのです。
気象予報士(天気予報士)資格試験は1月下旬頃と8月下旬頃の年2回行われ、
2007年1月の受験者数は約4,600人にのぼるなど、
依然として気象予報士(天気予報士)資格の人気は衰えていません。
気象庁は「気象予報士(天気予報士)資格を、防災教育など多様な分野で
活かしてほしい」と期待しているようですが、
他人にそんな余計な期待をする前に、
自前の気象庁天気予報の的中精度をもっと上げろよ!
と突っ込みを入れたくなるのは、果たしてわたしだけでしょうか?
【気象予報士(天気予報士)資格 試験科目】
『気象予報士(天気予報士)資格 学科試験(多肢選択式)』
1予報業務に関する一般知識(60分間)
 (1)大気の構造
 (2)大気の熱力学
 (3)降水過程
 (4)大気における放射
 (5)大気の力学
 (6)気象現象
 (7)気候の変動
 (8)気象業務法その他の気象業務に関する法規
2予報業務に関する専門知識(60分間)
 (1)観測の成果の利用
 (2)数値予報
 (3)短期予報・中期予報
 (4)長期予報
 (5)局地予報
 (6)短時間予報
 (7)気象災害
 (8)予想の精度の評価
 (9)気象の予想の応用
『気象予報士(天気予報士)資格 実技試験1、2(記述式)』…各75分間
1気象概況及びその変動の把握
2局地的な気象の予想
3台風等緊急時における対応
気象予報士(天気予報士)資格学科試験に合格して実技試験に不合格だった、
または学科試験の一部のみ合格点を取った場合は、その後1年間(試験2回)、
受験の際に合格点を取った試験が免除されます。
また、気象庁または自衛隊で予報の実務経験がある方などについても、
学科試験の免除制度が用意されています。

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